M&R HOUSE PROJECT
Design Structure
戦後、住宅の産業化による工業化、商品化が進み、近年の情報技術の浸透にともなう形で、生活者ニーズの高度化・多様化が進んでいる。その一方、東日本大震災を経て、地域社会生活の根底にある価値観の問い直しが起こっており、地域在来の中小工務店が、地域の暮らしの中で果たすべき役割について、再考する必要性が起こっている。
Aこの様な社会背景の中、M&R HOUSE Projectでは、地域の暮らしの「架け橋」となることを目指している。暮らし(地域経済)と建築(家・住宅)の関係性がテーマであり、そのモチーフとして、モデルハウスの地域利用について着眼し、検討を行っている。 具体的には、地域交流のプラットフォームとしてモデルハウスを運用・レンタルすることで、交換・贈与・コミュニケーションという現象を起こし、その結果、暮らしの中に嬉しさや喜びを出現させていきたい。